映画「マイ・バック・ページ」

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以前から見たいと思っていた映画「マイ・バック・ページ」を見る。


原作も買ったんだけど、読む前に予定が空いたので先に見に行ってしまった。
なので、現時点では原作との比較はできない。
この映画、今は映画評論で活躍されている川本三郎の自分の体験を記したノンフィクションの映画化である。
時代は1969年周辺の安保闘争が盛り上がっていたころの話。

妻夫木聡演じる主人公が取材対象としてた松山ケンイチ演じる(エセ?)活動家が仲間や周りを巧みに誘導して結果として自衛隊員を殺害するという事件を起こしてしまうというストーリー。

映画自体の全体の雰囲気はちゃんと69年あたりの雰囲気を感じさせるような映像になっていた。パンフレットによれば「当時の雰囲気を出すために16ミリフィルムで撮影」されたらしい。この試みは成功していると思われる。ただ、断っておくと私は69年にはまだ生まれていないので、実際との比較はできない。そう感じただけだ。

しかし、そんな中でもちょっと個人的に違和感のあった出演者が松山ケンイチ。髪型とか、服装、口調とかをこの時代に合わせようとしているのだが、なぜか私にはそれらに違和感が感じられた。特にしゃべる口調?がなんとなくあの世界観とずれているような気がするんだよな。逆に妻夫木聡の方が意外にも映画の中の空気に上手く溶け込んでいて、この部分はなぜそう感じたのか今でもよく説明できないけど、妻夫木聡の方が自然な演技で、松山ケンイチのほうが「演じている」ように見えたからかな?
しかし、妻夫木聡の「泣く」という演技はとても印象に残りますな。彼の大きな印象を残す「泣く」という演技は彼の重要な武器の1つなんだろうとも感じた。

また、その一方で何で出演したのかがよく分からなかったのが三浦友和。あまり大して重要でもない役で、且つほんのちょっとしか出番がないにも関わらず、こういった大物が出てくるとそこに意識が飛ばされて、話の流れを壊すような気がする。あれだったらそんなに有名ではない役者さんでもっと厳つい顔の人をサラッと出すだけで良かったのでは?と。

逆に良い存在感を発揮していたのが、妻夫木聡の先輩役で出ていた古館寛治さんという方。多分?この方の演技を見るのは初めてだと思うんだけど、イイ味出してたな〜。と思ってパンフレットの経歴みてたらあの「踊る大捜査線」の映画版3にも出演してたんだ。一応、この映画も見てますがえ〜スミマセンこちらは記憶にありません。でも個人的には今後要注目。

音楽はmitoさんfrom clammbon!! いぇ〜っす!!間違いなし。サントラはAmazonでポチった。映画の雰囲気を壊さないすばらしい音だったな〜。しかも、スタッフのクレジットの中にレコーディングエンジニアとしてtoeの美濃さんも入っていて笑った。。。


最後に、映画の中身とは直接関係ないけど、思ったことを。

この映画で描かれていることが本当なのであればあの時代のメディア、特にマスメディアというのはあれでも自由な時代で、ちゃんと「体制側を検証し批判する」「読者に幅広い視野を提供する」という機能が働いていたんだなと感じた。現代の週刊誌などに携わっている人たちがこの映画を見るとどんな感想を持つんだろうと。。。また、この時代の週刊誌とかがある資料図書館みたいなところに行って当時の週刊誌などの現物を見てみたいなとも思う。あるのかな〜そういう図書館。


最終的な評価としては映画代1800円を満点として、1500円ぐらいでしょうか。
事前に期待していたよりは良かったな〜。事前予想としては1300円ぐらいかな〜と思って見に行った。


明日、というか今日はまたもや松ケンが主演であり、且つこの「マイ・バック・ページ」と同じ時代を描いたあの映画のブルーレイを借りることができたので、勇気を出して見ることにします(笑)

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このブログ記事について

このページは、fumioが2011年6月26日 01:28に書いたブログ記事です。

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